親鸞聖人 二十四輩


僧侶「安静至邦」による、二十四輩のお寺巡り。


~桜舞う唯信寺~


外森山 西岸寺 唯信寺
宗派:真宗大谷派
場所:茨城県笠間市大田町436
アクセス:JR水戸線宍戸駅から徒歩5分






今回紹介するのは、4月の初旬しだれ桜が美しく満開をむかえていた唯信寺です。
境内の桜に迎えられ、私が参拝した際にも、お花見をされている方がいらっしゃいました。お寺で桜を鑑賞するのも、とても風情があり心地の良いものでした。もしかすると、親鸞聖人も伝道の旅の傍ら、教えを聞きに来られた村人方とこのようにお花見を楽しまれていたのかもしれません。

さて、ここ唯信寺は、二十四輩のお弟子である唯信房の建てたお寺で、親鸞聖人・そして蓮如上人をはじめとする名僧が度々訪れたという、由緒のあるお寺です。
常陸の奥郡外森にお寺を開き、江戸時代に現在の土地に移ったそうです。
唯信房の俗性は山城守義治という方で、若くして仏縁が篤く、二十二歳の時に親鸞聖人のお弟子となり、法名「唯信」を賜ったそうです。親鸞聖人が関東で布教されていた間、唯信房は常に随従されたそうです。いよいよ親鸞聖人が京都へと帰られる際には、箱根の山まで旅路を共にし、形見として親鸞聖人の真影を賜ったと伝えられています。このような深い師弟の関係が、親鸞聖人と唯信房の間にあったのです。







※親鸞聖人御真影

風情のあるお寺の境内を真っ直ぐ進んだ先に、本堂があります。本堂内には、数々の御像・御影(お姿が描かれた掛軸や像)を安置されています。親鸞聖人の御像をはじめ、唯信房の御像や蓮如上人が直々に贈られたという阿弥陀如来像など、間近で拝見させていただきました。他にも、仏教を熱心に取り入れられた聖徳太子の御像が、立像と座像の2体安置されており、これらの御像は一般の方々にも見ていただけるそうです。

駅からお寺が近いこともあり、是非とも多くの方に直接お寺の境内、そして寺宝を見ていただきたいと思いました。




唯信寺は、ゆったりとお寺の空間に浸りながら、日本の四季をも感じることができました。教えをしっかりと聞くことも大事だけれども、季節それぞれのお花や情緒をきっかけとして、気軽にお寺に足を運んでみてもよろしいのかなと思います。


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