親鸞聖人 二十四輩


僧侶「安静至邦」による、二十四輩のお寺巡り。


深い悲しみから安心へ~西光寺~


二十四輩第二十四番 唯円房(ゆいえんぼう)
真宗大谷派 鳥喰山 無量光院 西光寺
(しんしゅうおおたには とりばみざん むりょうこういん さいこうじ)
場所:茨城県常陸太田市谷河原町735
アクセス:JR水郡線谷河原駅目前


今回訪れたのは真宗大谷派の西光寺というお寺です。二十四輩の参拝も、お寺までの交通手段を毎度の事悩んでいますが、今回事前にお電話でご住職にお伺いしましたところ「駅から徒歩5歩です」と話されました。耳を疑いましたが、実際に駅をでた目の前に西光寺がありました。電車の中からでも山門と大きな本堂が見え、とても参詣しやすいお寺です。住職様によりますと、元々お寺のあった境内(お寺の庭)を二分する形で線路が引かれ、いわばお寺の中を電車が走っている状態で驚きました。綺麗に整えられたお寺のお庭は、つい最近新しく整備されたそうで、心の落ち着く情景でした。



さて、ここ西光寺の開基である唯円房は、橋本伊予之守綱宗という名の城主だったそうです。しかし、最愛の息子を病により8歳で亡くされたそうです。この悲しい出来事がきっかけとなり、お城を弟へと譲り渡し、仏道を志しました。城内に代々安置されていた薬師如来の御像を自ら担ぎ、各地の寺社へ行脚されている道中、関東でお念仏の教えを伝える旅をされていた親鸞聖人と出遇われ、教え聞きお弟子となられました。親鸞聖人との具体的なやりとりの内容は分かりませんが、浄土真宗の教えには今生の別れが永遠の別れではなく、倶会一処(くえいっしょ)「必ず共に会うことができる」お浄土という世界を阿弥陀如来という仏さまが、ご用意して下さっている教えでありますので、深い悲しみの人生からお念仏の教えによって安心の人生を全うされたのではないかと想像します。
お話をしましたご住職は現在二十七代目を迎えられ、代々受け継がれているお仏像や掛け軸も是非見てもらいたいですが、親鸞聖人や二十四輩のお弟子方が伝えて下さったお念仏の教えを、多くの方に聞いていただいて、本当の安心の世界があるということに気付いてもらいたいと話されました。また参詣していただいた方とお話をすることを楽しみにお待ちしていますと仰られました。

わが子の死を縁としてお念仏の教えに出遇われた唯円房の話を聞かせていただき、悲しみや苦しみの世界から本当の安心の中で生きてゆく世界を与えて下さる阿弥陀如来という仏さまを、今回の参拝で教えて頂きました。


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