親鸞聖人 二十四輩


僧侶「安静至邦」による、二十四輩のお寺巡り。


受け継がれるお念仏の教え~慈願寺~


二十四輩第十三番 信願房
浄土真宗本願寺派 粟野山 無量光院 慈願寺
(じょうどしんしゅうほんがんじは あわのさん むりょうこういん じがんじ )
場所:栃木県那須郡那珂川町健武1220


今回訪れたのは、栃木県にあります浄土真宗本願寺派のお寺です。宇都宮駅からレンタカーを借りて、秋晴れの下穏やかな山並み風景を楽しみつつ、お寺に向かいました。

山間を抜け到着したお寺は、慈願寺という名のお寺です。白壁が特徴的な綺麗な本堂の前方には、浄土真宗の開祖である親鸞聖人像がございました。本堂の中は、靴を履いたまま参拝が出来るようになっており、並べられた椅子に座って阿弥陀さまにお参りしました。昔ながらの畳のみの本堂も心が落ち着きますが、靴を履いたまま楽な気持ちでお参りできるお寺も良いものでした。


恋しくば 南無阿弥陀仏を称ふべし 我も六字のうちにこそ住め




ここ慈願寺を開かれた親鸞聖人のお弟子の名を、信願房といいます。慈願寺の寺伝によれば、信願房の俗姓を稲木三河守義清といい、稲木(現在の茨城県常陸太田市)の城主であったそうですが、遁世して出家したといいます。
その当時、稲田という場所を拠点にお念仏の教えを説かれていた親鸞聖人を訪れ、お弟子となられたそうです。親鸞聖人と信願房の師弟関係は深く、今生の別れの際、聖人は自刻の真影(御木像)を信願房へ授け、上の歌を添えたといいます。「慈願寺」という名前となる以前は、親鸞聖人から授かった真影を道場の御本尊とされていたことから、「親鸞堂」という名称で民衆の方々から呼ばれていたそうです。

信願房は、私が今回訪れた慈願寺だけではなく、各地に念仏道場を開かれ、民衆へお念仏の教えを広められたといいます。お念仏の教えは、いつか必ず訪れる大切な方との別れも、ただの悲しみで終えるのではなく、仏さまのいのちとなり、私たちを温かく見守り導いて下さる教えです。親鸞聖人、そして信願房が伝え受け継いでくださったお念仏の尊さを知らせていただきました。


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